コラム

2025.11.24

安価すぎるインプラントに注意!正しい歯科医院の選び方

目次

1. 「この値段、本当に大丈夫?」安価すぎるインプラントに潜む落とし穴

・“安さ”につい惹かれてしまう患者心理

インプラント治療を検討するとき、まず目に入るのが“価格”です。
検索結果や広告には「インプラント1本◯万円〜」と非常に安価な費用が並び、他の医院より大幅に安く見えることがあります。誰しも高額治療には慎重になるため、安さに惹かれてしまうのは自然な感情です。

しかし、医療は家電や日用品のように「価格だけ」で判断してしまうと、後悔につながる可能性があります。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む“外科処置”であり、安全性と長期的な予後が何よりも重要です。

そのため、安価であることに理由があるのか、必要な工程が省略されていないかを冷静に見極める必要があります。

・なぜインプラントに価格差が出るのか

インプラントの費用は、単に「材料代が違う」だけではありません。
診断精度、治療計画、手術の安全性、使用するメーカー、麻酔体制、滅菌設備、術後のメンテナンス──これらすべてが治療の質に直結し、価格にも反映されます。

たとえば、以下のような要素で価格差が生まれます:

・CT撮影や精密シミュレーションの有無
・サージカルガイドを使用するかどうか
・信頼性の高いインプラントメーカーを使用しているか
・麻酔や緊急時対応の体制が整っているか
・オペ室の清潔環境と滅菌体制
・術後フォローや保証内容

適正価格には、それだけの工程と安全対策が含まれています。逆に、極端に安価な場合は「どこかが削減されている可能性がある」と考えるのが自然です。

・適正な費用には「理由」がある

インプラントは一度埋め込むと長期的に使う治療であり、数年後のトラブルや再治療がそのまま生活に影響します。適正費用の医院は、短期的な魅力よりも“長期的な安全”を重視し、患者様の状態に合わせた治療計画を丁寧に作ります。

反対に、安価すぎるプランでは、治療前の検査が不十分だったり、フォロー体制が弱かったり、保証が短い・ほとんど無いケースも見られます。結果として、問題が起きた際に追加費用が発生し、最終的には高額になるというリスクもあります。

インプラントは“医療”だからこそ、価格だけで選ばず、安全性と治療の質を総合的に判断することが、後悔のない選択につながります。

2. インプラントの価格差はどこで生まれる?

・インプラントメーカーのグレード

インプラントは「どのメーカーを使うか」で治療の質が大きく変わります。世界的に実績のあるメーカーは、骨との結合が早く安定しやすい構造、長期的なデータに基づく安全性、部品供給の安定性など、多くのメリットがあります。当然ながら研究開発費も大きく、製品としての信頼性が高いため、費用にも反映されます。

一方、極端に安価な治療では、実績の浅いメーカーを限定的に使っている場合があります。「安い=悪い」とは一概に言えませんが、部品供給が将来途絶えてしまい、修理できなくなるリスクや、データが少なく長期予後が読みづらいなどの懸念が残ることもあります。

患者様からは見えにくい部分だからこそ、「どこのメーカーを使っているのか」「長期的な実績はあるのか」を確認することが、安心できる治療につながります。

・診断設備の違い(CT・シミュレーション)

インプラント治療は、治療計画の精度が結果を左右します。そのため、多くの医院がCT撮影を行い、骨の高さ・厚み・神経の位置を立体的に把握します。しかし、全ての医院が同じ精度・同じ工程で診断しているわけではありません。

しっかりした医院では、CTデータを使って口腔内の詳細なシミュレーションを行い、術前にインプラントの角度・深さ・位置を決定します。一方、安価な医院では、最低限のレントゲンだけで簡易的に判断してしまうケースもあり、結果的に手術の精度や安全性に差が出てしまうことがあります。

さらに、サージカルガイドと呼ばれる“精密な埋入補助装置”を使うかどうかも重要です。ガイドを使うと誤差が少なくなり、手術の予知性が高まりますが、製作コストが発生します。その分、適正価格の医院では費用に反映され、安価すぎる医院では使用されないこともあります。

診断の質が治療の成功率に直結するため、「なぜ価格に差があるのか」を理解する上で非常に大切なポイントです。

・手術環境や麻酔体制の差

インプラントは外科処置です。だからこそ、手術環境の整え方や麻酔管理のレベルが、治療の質と安全性を大きく左右します。

適正価格の医院では、専用オペ室の清潔管理、滅菌システム、緊急時の対応機器、患者様の全身状態を管理するモニターなど、医療的に必要な設備を整えています。これらは設備投資や維持管理が必要であり、結果として治療費に影響します。

反対に、安価すぎるインプラントでは、こうした体制が簡素化されている場合があります。たとえば、
・局所麻酔のみで全身管理が不十分
・モニタリング体制が整っていない
・オペ室が一般診療室と同じ空間で清潔ゾーンが不十分
など、安全面が不安になるケースもあります。

患者様からは見えにくい部分こそ、インプラント治療の費用差が最も大きく現れるところです。費用が適正な医院は、設備・体制・安全対策にしっかり投資しているため、結果的に“安心して任せられる”環境が整っています。

3. 安価インプラントの“よくある注意点”

・保証内容が不十分な場合がある

安価なインプラント治療で特に注意したいのが「保証内容」です。
適正価格の医院では、何らかのトラブルが起きた際に備え、5年・10年といった長期保証を設けているケースが多く見られます。しかし、極端に安価なインプラントでは、保証が短期間のみ、あるいは実質的に保証が機能しない内容になっていることもあります。

例えば、
・「インプラント体のみ保証で、人工歯は対象外」
・「保証期間が1年以下」
・「メンテナンスを受けていないと無効になる」
など、患者様が不利になる条件が細かく設定されている場合もあります。

インプラントは長期で使用するものだからこそ、保証の内容や範囲は非常に重要です。もし治療後にトラブルが起きても保証が薄いと、結果として追加費用が大きくかかってしまうこともあります。

・限られたメーカーしか使えない

安価な治療では、医院側がコストを抑えるために扱うメーカーを限定している場合があります。低価格帯のメーカー自体が悪いというわけではありませんが、世界的なシェアや長期的データが乏しいものも存在します。

特定のメーカーしか使えない医院では、患者様の骨質・噛み合わせ・治療後のメンテナンス性などを考慮した「最適な選択」ができないことがあります。本来であれば、複数のメーカーから選び、症例に最も合ったものを提案できるのが理想です。

また、メーカーにより部品の供給体制が異なり、将来的にパーツが入手できないリスクがある場合もあります。これは“今できる治療”だけでなく、“10年後・20年後にどうなっているか”を考えるうえで非常に大切な視点です。

・術後のフォローが弱いケース

インプラントは埋め込んで終わりではなく、術後のメンテナンスが非常に重要です。しかし、安価な治療を提供する医院の中には、術後フォローを十分に行っていないケースがあります。

具体的には、
・定期検診の案内がない
・クリーニングや噛み合わせ調整の頻度が不十分
・インプラント周囲炎の早期対応が遅れる
など、長期的な安定性に影響する可能性があります。

インプラントはメンテナンス次第で寿命が大きく変わります。術後フォローが弱いと、せっかく費用を抑えても、数年後にトラブルが起きて再治療が必要になり、結果として高額になることもあります。

安価インプラントを検討するときは、「その後のフォロー体制がどれだけ整っているか」という視点を必ず持つことが大切です。

4. 適正価格の医院はどこが違う?

・治療計画の根拠が明確

適正価格でインプラント治療を提供している医院の大きな特徴は、治療計画の「根拠」が明確であることです。
単に「この治療が必要です」と説明するだけでなく、CT画像や模型、シミュレーションデータを用いて、なぜその治療が必要なのかを患者様が理解できるよう丁寧に説明します。

治療計画が明確な医院では、抜歯が必要な理由、骨造成の必要性、インプラントの埋入位置、治療期間の見通しなど、すべてにわかりやすい根拠があります。
患者様が納得して前向きに治療を受けられるよう、情報提供が徹底されている点が安心につながります。

逆に、安価な治療では計画が曖昧なまま進むことがあり、後々のトラブルや追加費用につながることもあります。計画の透明性こそ、適正価格の医院が重視するポイントです。

・細かな検査と安全対策

インプラント治療の成功率を高めるためには、事前の検査が欠かせません。適正価格の医院は、CT撮影、口腔内写真、噛み合わせの分析、歯周病検査などを総合的に行い、患者様の状態を正確に把握します。
治療前の準備に時間をかけることで、トラブルを未然に防ぎ、より精度の高い治療を行える体制が整っています。

また、手術中の安全対策にも力を入れており、
・専用オペ室の清潔環境
・滅菌システムの徹底
・麻酔管理の体制
・緊急時のモニタリング
など、医療として当然必要なレベルの安全対策が確立されています。

これらの設備・体制を整えるにはコストがかかるため、適正な価格設定となるのは当然の流れと言えます。患者様にとっても、長期的に安心して治療を受けられる基盤が整っているという大きなメリットがあります。

・材料・設備・人員に投資している

適正価格の医院は、目に見えない部分にも投資を行っています。たとえば、院内スタッフの教育、歯科衛生士のレベル、感染対策の徹底、精密機器の導入など、患者様の安心と安全のための取り組みが充実しています。

また、使用するインプラントメーカーも世界的に信頼性の高いものを採用していることが多く、部品供給の安定性や長期実績があるため、将来にわたり安心して使い続けることができます。
こうした背景から、適正価格の医院は「質」にこだわっていることが伝わります。

さらに、治療後のメンテナンスにも力を入れているため、長期的なインプラントの寿命を左右するケアまでしっかり管理できる点も特徴です。安さだけに注目せず、医院がどれだけ「未来への投資」をしているかを見ることで、より安全な選択ができるようになります。

5. 安さだけで選んで後悔するケースとは

・追加費用で結果的に高額に

「インプラント1本◯万円」という安価な広告に惹かれて受診したものの、
実際にはさまざまな項目が追加されて結果的に高額になってしまった──
こうした相談は決して珍しくありません。

特に以下のような費用が後から加算されるケースがあります:

・CT撮影、シミュレーション費用
・麻酔代(静脈内鎮静など)
・サージカルガイドの費用
・仮歯の費用
・骨造成や歯周病治療の追加費用

広告では“本体価格”しか表示されておらず、実際の総額が分かりづらいと、
治療が進んでから「聞いていた金額と違う」と後悔につながります。
適正価格の医院は、最初の段階で費用を明確に伝えるため、
後から予想外の金額になることを避けやすいという大きなメリットがあります。

・思わぬトラブルで再治療が必要に

安価なインプラントを提供している医院の中には、治療計画や手術の精度が不足しているケースもあります。

たとえば、
・埋入位置のズレ
・骨の質を考慮しない設計
・噛み合わせの調整不足
・術後の炎症リスクへの配慮不足
など、精度不足が原因でトラブルにつながることがあります。

その結果、痛みや不快感が続いたり、インプラントが脱落してしまい、
「再治療が必要になった」というケースも少なくありません。
再治療は費用と時間がかかり、骨量の減少があればさらに大掛かりな処置が必要になることもあります。

治療をやり直すことは身体にも負担が大きいため、
最初から精度の高い治療ができる医院を選ぶことが大切です。

・メンテナンス体制に不安が残る

インプラントの寿命は、治療後のメンテナンスに大きく左右されます。
しかし、安価な治療を提供する医院では、術後フォローの体制が不十分なこともあります。

たとえば、
・定期的なメンテナンスの案内がない
・歯科衛生士による専門的な清掃が受けられない
・噛み合わせのチェックが簡易的
・インプラント周囲炎(炎症)の早期発見が遅れる
など、長期的なケアが不足することにより、将来的なトラブルにつながる可能性があります。

適正価格の医院では、治療後も継続して患者様をサポートし、
インプラントが長く機能するよう定期チェックやプロフェッショナルケアを行います。
長く使っていく治療だからこそ、メンテナンス体制の差は大きな判断材料です。

6. 価格より大切な“医療の質”を見極めるポイント

・サージカルガイドの精度

インプラント治療の成功率を大きく左右するのが「埋入位置の精度」です。
適切な角度・深さ・位置にインプラントを入れるためには、CTデータをもとに作製するサージカルガイドが非常に有効です。ガイドを使用することで、神経や血管を避けつつ、最適な位置に安全に埋入できます。

適正価格の医院では、このサージカルガイドを標準的に使用したり、症例に合わせて精度の高いガイドを製作します。しかし、費用を抑えた医院ではガイドを使わずに“フリーハンド”で行うケースもあります。フリーハンド自体が悪いわけではありませんが、術者の技術差が結果に直結しやすく、難症例ではリスクが高まります。

「ガイドを使っているか」「どのように治療計画を立てているか」は、医療の質を判断する大きなポイントです。

・歯科医師の経験と実績

インプラント治療は、歯科医師の経験と技術力によって結果が大きく変わる分野です。症例数が多い歯科医師は、骨が薄いケースや歯周病を伴うケースなど、難しい症例にも対応してきた経験があるため、より適切な判断と精度の高い治療が行いやすくなります。

また、治療経験が豊富な歯科医師ほど、患者様の不安を理解しやすく、術前・術後の説明が丁寧で、治療の全体像を分かりやすく伝えてくれる傾向があります。これは単に“技術が高い”というだけではなく、患者様に寄り添った医療提供につながります。

医院を選ぶ際は、症例経験の有無や治療の実績、研修・学会活動なども確認すると、より信頼できる医療を受けやすくなります。

・術前カウンセリングの丁寧さ

「この医院は信頼できる」と感じられるかどうかは、術前カウンセリングの丁寧さに大きく左右されます。適正価格の医院では、患者様の悩みや希望を丁寧に聞き取り、CT画像を見ながら治療方針をわかりやすく説明してくれることが多いです。

反対に、安価な治療を提供する医院では、カウンセリングの時間が短かったり、説明が曖昧なまま契約を促されることもあります。患者様自身が理解できないまま治療が進むと、不安や後悔につながりやすくなります。

丁寧な医院は、次のような姿勢が共通しています:
・疑問にしっかり答えてくれる
・他の治療法との比較をしてくれる
・メリット・リスクの両方を説明してくれる
・費用の内訳を曖昧にしない

カウンセリングの質は、医院の“医療に対する姿勢”を反映します。価格だけでなく、説明の丁寧さや対応の誠実さを見ることで、安心して任せられる医院を見つけやすくなります。

7. 「高ければ良い」わけではない理由

・医院ごとの強み・弱み

インプラント治療の費用は医院によってさまざまですが、「高額だから安心」「高いほど質が良い」とは限りません。歯科医院にも得意分野や専門性があり、設備・症例数・技術の方向性に違いがあります。つまり、費用が高い医院でも、自分の症例と相性が良いとは限らないのです。

たとえば、骨造成が得意な医院、審美性に特化した医院、短期間での治療を重視する医院など、特徴は大きく異なります。費用だけ見て判断するのではなく、自分の症例に合った医院かどうかを見極めることが重要です。

逆に、適正価格で非常に質の高い治療を行っている医院も多く存在します。費用だけで判断せず、医院の強みを丁寧に見ていくことで、自分に合った選択がしやすくなります。

・過剰治療のリスク

“高い治療=良い治療”という認識のまま治療を選ぶと、場合によっては「必要以上の処置」が行われてしまうリスクがあります。費用が高い分、複雑な処置や追加の治療を勧められることもあり、それが必ずしも患者様にとって最適とは限りません。

たとえば、
・本当は骨造成が不要なケースでも行われてしまう
・複雑な治療計画で費用が膨らむ
・高額な審美オプションを過剰に勧められる
など、過剰治療につながる可能性もゼロではありません。

大切なのは、提案される“理由”が明確であることです。治療内容や価格に見合う根拠がしっかり説明されていれば安心できますが、根拠が曖昧なまま高額治療を提案される場合は、慎重に検討する必要があります。

・適正な治療を見極める重要性

適正な治療かどうかを判断するポイントは、「患者様の状態に本当に必要な治療かどうか」です。価格の高い・安いではなく、治療計画の妥当性、安全性、長期的な見通しなど、医療として重要な点を軸に選ぶべきです。

以下のポイントを確認すると、判断しやすくなります:

・治療計画の根拠がCTや診断データに基づいているか
・治療の選択肢が複数提示されているか(1択ではないか)
・メリット・デメリットを正直に説明してくれるか
・不必要な処置を避ける姿勢があるか
・フォロー体制が明確であるか

適正な治療を選べば、価格に見合った質の高い結果が得られるだけでなく、長期的な安心感にもつながります。費用だけにとらわれず、“総合的な視点”で判断することが後悔を防ぐ最も確実な方法です。

8. 安心して任せられる歯科医院の特徴

・清潔なオペ室が整っている

インプラントは外科手術を伴うため、治療する環境の清潔度は安全性に直結します。安心して任せられる歯科医院では、専用のオペ室やクリーンルームを備え、器具の滅菌体制や空気清浄システムなどを徹底しています。
患者様側からは見えにくい部分ですが、こうした環境整備はインプラント治療の基本であり、適正価格の医院では当然のこととして取り組まれています。

また、術中に使う器具が使い捨て(ディスポーザブル)であったり、滅菌済みパックに個別管理されていたりするなど、衛生管理が徹底されている医院ほど感染リスクが低下し、安全性が向上します。
もし見学が可能であれば、オペ室の雰囲気や清潔感を確認することもひとつの判断材料になります。

・麻酔管理や緊急時対応が明確

インプラント手術の安全性を高めるには、麻酔管理や緊急時対応の体制が整っていることが欠かせません。適正価格の医院では、歯科麻酔に精通した歯科医師やスタッフが在籍していたり、静脈内鎮静法に対応していたりと、患者様がリラックスした状態で治療を受けられる工夫がされています。

また、手術中は血圧・酸素飽和度・心拍数などをモニタリングしながら進めるのが一般的です。こうした設備が整っている医院では、万が一の異変にも迅速に対応できるため、安全性が格段に高まります。

一方、安価に提供している医院では麻酔管理が最小限であったり、緊急時対応のマニュアルが曖昧なケースもあります。安全を最優先に考えるなら、医院の麻酔体制や緊急時の対応方法を事前に確認することが重要です。

・術後の定期フォローが充実

インプラント治療は、手術が終わったら完了するものではありません。むしろ、術後のメンテナンスこそが寿命を左右する非常に重要な要素です。安心して任せられる歯科医院は、治療後のフォロー体制がしっかり整っており、定期検診やクリーニング、噛み合わせの調整などを丁寧に行います。

また、インプラント周囲炎を早期に発見できるスタッフの技術力や、専任の歯科衛生士がつく医院は、長期的に見てもリスクを減らしやすい環境です。患者様一人ひとりに合ったメンテナンス計画を提案し、生活習慣に合わせたアドバイスを行う医院は、信頼性が高い傾向にあります。

術後のフォローが弱い医院では、数年後にトラブルが起きてから「どこに相談すれば良いのかわからない」と悩むケースも少なくありません。治療後も継続して見守ってくれる医院は、結果としてインプラントの寿命を長く保つことにつながります。

9. 追加費用・保証内容は必ず確認するべき理由

・本体価格に含まれない項目がある

インプラント治療の費用を見る際に最も注意すべき点が、「何が含まれているのか」という部分です。
広告で大きく表示されている“本体価格”だけでは、治療の全体像は分かりません。特に安価なインプラントでは、最低限の費用だけを提示し、実際には多くの項目が別途請求となるケースがよく見られます。

たとえば、以下のような項目は別費用になることがあります:

・CT撮影や3Dシミュレーション費用
・仮歯の製作費
・麻酔(特に静脈内鎮静法)の料金
・サージカルガイドの作製費
・骨造成(GBR、ソケットリフトなど)の追加費用

治療が進んでから「こんなに金額が増えると思わなかった」と後悔しないためにも、治療前に総額をしっかり確認することが大切です。適正価格の医院では、最初の段階で総額を明確に示すため、予算の見通しが立てやすく安心できます。

・どこまで保証されるかで安心度が変わる

インプラントは長期間使い続ける治療だからこそ、保証内容は非常に重要です。保証がしっかりしている医院では、インプラント体だけでなく、上部構造(人工歯)、ネジなどの部品、脱落時の再治療などに対して保証が適用されることがあります。

しかし、安価なインプラント治療では、

・保証期間が極端に短い
・保証範囲が限定的(本体のみ保証など)
・条件が厳しく実質的に使えない

といったケースも見られます。保証制度は医院によって大きく異なるため、「どこまで保証されるのか」「どんな条件があるのか」は必ず確認が必要です。

長期的にみると、保証が充実している医院の方が総合的な安心感が高く、何かあった際にもスムーズに対応を受けられるというメリットがあります。

・長期視点で見た費用の判断基準

インプラント治療を選ぶ際には、「目先の価格」ではなく「長期的な費用・安心」の視点で考えることが非常に重要です。
安価な治療を選んだ結果、メンテナンス不足でトラブルが起きたり、保証が機能せず再治療が必要になったりすると、結果的に費用が大きく膨らむことがあります。

対して、適正価格の医院では、精度の高い治療や丁寧なメンテナンスによって、トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。これは、長期的な視点で見ると大きな費用対効果につながります。

つまり、「一時的に安いかどうか」ではなく、“何年後も安心して使い続けられるか”という観点で医院を選ぶことが、最も合理的な判断だと言えます。

追加費用・保証内容の確認は、後悔しないインプラント選びの基本です。気になる点があれば、遠慮せず質問し、納得したうえで治療を進めることが大切です。

10. “自分にとって最適な医院”を選ぶために

・価格・安全性・通いやすさを総合判断

インプラント治療は、価格だけでなく安全性・治療体制・通いやすさなど、多くの要素を総合的に判断して選ぶことが大切です。
適正価格の医院は、費用の見える化、安全対策、診断の精度、治療後のフォローなど、全体としてバランスの取れた治療を提供しています。

一方で、安さを重視するあまり必要な工程が省略されている医院や、高額でも自分に合わない治療を勧められる場合もあります。インプラントは一度埋め込むと長期間使うものだからこそ、短期的な価格ではなく“長期的な安心”を軸に判断することが重要です。

通いやすさも意外と見落とされがちな要素です。治療後は定期的なメンテナンスが必須となるため、無理なく通える距離か、予約が取りやすいかも確認しておくと、治療後の負担が少なくなります。

・医師との相性・説明の丁寧さ

インプラント治療を成功させるためには、技術だけでなく「歯科医師との信頼関係」が非常に大切です。医師が患者様の話を丁寧に聞き、不安や疑問に寄り添ってくれるかどうかは、治療中の安心感を大きく左右します。

説明が丁寧な医院では、CT画像を使って現在の状態や治療の必要性を視覚的に伝え、メリットだけでなくリスクも正直に話してくれる傾向があります。また、無理に治療を勧めたりせず、患者様の意思を尊重したうえで判断を促す姿勢があることも重要です。

医師との相性が良ければ、治療への不安が軽くなり、最後まで前向きに治療を続けやすくなります。インプラントのような長期的な治療だからこそ、相性は重要な判断基準のひとつです。

・長く通える医院かどうかの見極め

インプラント治療の本当のスタートは、手術後とも言われるほど、メンテナンスが重要です。治療が終わった後も、定期的な検診・クリーニング・噛み合わせ調整を継続して行える医院であるかどうかが、インプラントの寿命に直結します。

長く通える医院かどうかを判断するためには、次のポイントを確認すると良いでしょう:
・予約の取りやすさ
・スタッフの対応や雰囲気
・通いやすい立地かどうか
・院内の清潔感
・治療後のフォロー体制が明確かどうか

日常的に利用しやすい医院ほど、メンテナンスを継続しやすく、結果的にインプラントを長持ちさせることができます。治療後も長く付き合える医院を選ぶことが、“自分にとって最適な医院”を見つける最大のポイントです。

総合的に見て、不安なく治療に臨める環境、医師との信頼関係、長期的なメンテナンス体制が揃った医院こそが、あなたにとって最適なパートナーとなるでしょう。

『 東京審美インプラント治療ガイド:監修 松本デンタルオフィス東京 』
監修:松本デンタルオフィス東京
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F

電話:042-569-8127

 

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス
院長 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
*所属学会

日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

詳しいプロフィールはこちらより

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