コラム

2025.11.23

インプラントのセカンドオピニオンは重要?後悔しないための歯科医院選び

目次

1. 「本当にこの治療でいいの?」不安を抱えた瞬間に知ってほしい“セカンドオピニオン”という選択肢

・インプラント治療で迷いが生まれる背景

インプラント治療を検討する患者様の多くが、最初に感じるのは「本当にこの治療で合っているのだろうか」という不安です。
治療費が高額であること、外科処置を伴うこと、歯科医院によって説明の深さや治療計画が大きく違うこと──こうした背景から、一度説明を受けても迷いが残るのは自然なことです。

特に、初診でいきなり高額な治療を提案されると、患者様は“本当に必要なのか”という疑問を抱きやすくなります。治療内容の妥当性が判断しづらいからこそ、検討段階で不安が生まれやすいのです。

・セカンドオピニオンが患者様を守る理由

迷ったときに頼りになるのがセカンドオピニオンです。これは「最初の歯科医師を疑う行為」ではなく、自分に合った治療を選ぶための大切なプロセスです。
インプラントは高度医療であり、歯科医師の経験年数や設備、水準の違いによって、治療方針や提案内容が大きく変わります。

たとえば、ある歯科医院では「骨が足りないから治療は難しい」と言われた方が、別の医院では「骨造成をすれば治療可能」と提案されることがあります。これは珍しいことではなく、医院の診断精度や技術レベルによって判断が異なるためです。

セカンドオピニオンは、複数の専門的な視点を取り入れることで、より安全で納得した治療選択につながります。治療の根拠が明確になることで“不安の正体”が見えてくるのです。

・歯科医院が変わると“提案内容がガラッと違う”ことがある現実

インプラント治療は、歯科医院によって提案の幅が大きく異なります。治療経験が豊富な医院では、CT解析やシミュレーションをもとに複数の選択肢を提示することが多く、一方で限られた設備の医院では選択肢が狭くなり、患者様に最適ではないプランが提示されることもあります。

たとえば、同じ状態の患者様でも…

・A医院では「抜歯してインプラント」
・B医院では「歯周病治療を優先すれば残せる」
・C医院では「オールオンフォーも可能」と診断

このように、歯科医師の診断基準・治療哲学・使用機材の違いによって提案がまったく変わることがあります。

だからこそ、患者様が“正しい判断”をするためには、一つの意見だけで決めず、複数の歯科医院の診断を比較することがとても大切です。
セカンドオピニオンは、後悔のない治療選択をするための強い味方となります。

2. なぜインプラントでセカンドオピニオンが必要なのか?

・治療法の選択肢が多く、医院ごとに方針が違う

インプラント治療には、1本だけ埋入する方法から骨造成、サージカルガイド、オールオンフォーまで幅広い選択肢があります。ところが、歯科医院の設備や得意分野によって「提案できる治療の範囲」が大きく変わるのが現実です。
ある医院では難しいと判断されたケースが、別の医院では別の方法で治療可能だと判断されることも珍しくありません。

治療法が多様であるからこそ、患者様は複数の意見を聞いて比較することで、自分の状態に最も適した選択肢を知ることができます。セカンドオピニオンは、治療の可能性を広げるだけでなく、不要な処置を避けるきっかけにもなる重要なプロセスです。

・骨量や歯周病の評価が医院によって変わることがある

インプラント治療では、顎の骨量や歯周病の進行度が大きな判断材料になります。しかし、骨の読み方・CT解析の精度・治療経験の違いによって、評価が異なることがあります。
「骨が足りないからインプラントは無理」と言われた患者様が、別の医院では「この位置なら可能」「骨造成すれば問題ない」と診断されるケースは実際に多く見られます。

これは歯科医師の技術差というより、扱う技術や治療方針の違いによるものです。複数の医院の評価を比較することで、自分の状態をより客観的に把握でき、納得感のある治療選択につながります。

・高額治療だからこそ「比較」が重要

インプラント治療は決して安い治療ではありません。だからこそ、提案される治療が本当に必要なものなのか、費用に妥当性があるのかを比較することはとても大切です。

費用の内訳に含まれる項目(手術、CT、仮歯、素材、メンテナンスなど)は医院ごとに違いがあります。説明が曖昧なまま契約し、後から「聞いていた内容と違った」と後悔するケースを避けるためにも、セカンドオピニオンは大きな意味を持ちます。

治療内容・リスク説明・アフターフォロー・費用の透明性などを比較することで、自分に合った歯科医院を選びやすくなり、安心して治療を進められます。

3. セカンドオピニオンで分かる“本当に必要な治療”

・骨造成が必要かどうかの判断

インプラント治療を進める上で、顎の骨の量と質は非常に重要な要素です。しかし、骨が足りないと言われた患者様でも、別の歯科医師の視点では「角度を変えれば可能」「部分的に骨造成をすれば十分に対応できる」と判断されるケースはよくあります。
骨造成にはサイナスリフト・ソケットリフト・GBR(骨誘導再生法)など複数の方法があり、どれを選ぶかは歯科医師の経験と治療哲学によって異なります。

最初に「骨造成が絶対に必要」と言われても、他の医院では「必要最小限で済む」「オールオンフォーで回避できる」といった別の提案が出ることもあります。セカンドオピニオンは、過度な侵襲を回避し、無理のない治療計画を立てるための大切な指標となります。

・どのインプラントメーカーが適しているか

インプラントメーカーは国内外に多数あり、それぞれに特徴があります。例えば、骨との結合が早いタイプ、信頼性の高い長期実績のあるタイプ、骨量が少ないケースにも対応しやすいタイプなど、特徴はさまざまです。
しかし、医院が特定のメーカーのみを扱っている場合、患者様にとってベストな選択肢が必ずしも提示されるとは限りません。

セカンドオピニオンを受けることで、「自分の骨質に合うメーカーはどれなのか」「長期的な安定性を重視すべきか」「審美性を優先した素材はあるか」など、多角的な意見を聞くことができます。これは、安心して治療を受けるための大きな判断材料になります。

また、治療経験の豊富な歯科医師は、患者様の状態を見極めたうえでメーカーを使い分けることが多く、その視点を参考にすることで治療の選択肢が広がります。

・治療計画の具体性・安全性の違い

インプラント治療の提案内容は、歯科医院ごとに驚くほど違うことがあります。ある医院では「抜歯後すぐにインプラント可能」と言われたのに、別の医院では「3か月は待つべき」「骨の治癒を待ってからの方が安全」と提案されることも少なくありません。この違いは、単に意見が異なるだけではなく、「どこまでリスク管理ができているか」「どれだけ長期的な視点で治療を考えているか」という点につながります。

また、手術中の麻酔方法、サージカルガイドの使用、噛み合わせの分析、口腔内の清掃状態まで、細かな部分に配慮して治療計画が立てられているかどうかも重要です。こうした点を比較すると、歯科医院の姿勢や治療へのこだわりが見えてきます。

セカンドオピニオンは、「提案が本当に現実的で安全なのか」「自分の生活スタイルに適しているのか」「長期的なトラブルを防ぐための配慮がされているか」を確認する機会でもあります。複数の視点を取り入れることで、より安全で納得のいく治療計画にたどり着けるのです。

4. どんな歯科医院で相談すべき?—後悔しない選び方

・CTによる精密診断の有無

インプラント治療の成否を大きく左右するのが、治療前の「精密診断」です。特にCT撮影は必須ともいえる検査で、顎の骨の厚みや高さ、神経・血管の位置を三次元的に把握することで、より安全な埋入ポジションを決定できます。
しかし、すべての歯科医院が同じレベルでCT解析を行っているわけではなく、医院によっては簡易的なチェックのみで治療計画を立てている場合もあります。

セカンドオピニオンを受ける際には、「どの程度詳細な診断を行ってくれるのか」「CT画像を見ながら丁寧に説明してくれるか」が医院選びの大きな判断ポイントになります。
丁寧な診断がある医院ほど、治療後のトラブルを未然に防ぐ確率が高くなります。

・手術経験数や専門性の確認

インプラント治療は、歯科医師の経験や専門性によって結果が大きく変わる分野です。手術経験が豊富な歯科医師は、さまざまな症例に対応してきたからこそ、骨の少ない難症例や持病がある方への対応力が高いことが多いです。
また、使用するインプラントメーカーの種類や治療法の幅も、医院の経験値を判断する材料になります。

医院によっては、インプラントだけを専門的に扱う体制を整えていたり、サージカルガイドを標準で使用したりと、安全性への配慮が高いところもあります。
セカンドオピニオンを通じて、治療計画や診断内容に「根拠があるか」「理論が明確か」を見比べることで、より信頼できる歯科医院が見えてきます。

・丁寧に説明してくれるかどうか(理解度の差が大きい)

歯科医院を選ぶうえで、説明の丁寧さは非常に大きな指標です。同じ治療内容でも、わかりやすく噛み砕いて説明する歯科医師と、専門用語だけで淡々と話す歯科医師では、患者様の理解度が大きく変わるからです。

特にインプラント治療では、メリットだけでなく、リスク・術後の注意点・費用の内訳・他の治療法との比較など、患者様にとって判断材料となる情報が多くあります。ここを丁寧に説明してくれる歯科医師は、治療に対する誠実さが感じられます。

「なぜその治療が必要なのか」「他の選択肢とどう違うのか」が明確に説明されることで、患者様は安心して治療を選択できるようになります。反対に、説明が曖昧なまま治療を急かされるような場合は、慎重に判断することが大切です。

セカンドオピニオンを通じて、複数の歯科医院の説明を比較することで、自分が最も信頼できる医院かどうかが自然と見えてきます。

5. 最初の歯科医院に言いづらい…そんなときの伝え方

・セカンドオピニオンは患者の正当な権利

「セカンドオピニオンを受けたいと言ったら、失礼ではないか…」と不安に思う患者様は非常に多いです。しかし、医療の世界ではセカンドオピニオンは患者様の正当な権利として認識されています。特にインプラントのような高度かつ高額な治療では、複数の意見を聞いて納得することが重要で、医療者側も理解しているケースがほとんどです。

治療方針は歯科医師の経験・設備・得意分野によって大きく変わります。だからこそ、一つの意見だけで決めず、複数の視点から検証することで「本当に必要な治療か」「他に安全で適した方法がないか」を確かめることができます。患者様が後悔しないための行動であり、遠慮する必要はまったくありません。

・角を立てずに伝える方法

とはいえ、長く通っている歯科医院や、信頼している歯科医師に対してセカンドオピニオンを申し出るのは勇気がいることです。その場合は、伝え方の工夫で関係を保ちながら相談することができます。

たとえば、次のような言い方です:

・「より理解を深めたいので、別の先生の意見も参考にしたいと考えています。」
・「治療内容が大きなものなので、他の医院の意見も聞いて判断したいです。」
・「念のため、もう一つの見解も知りたいので資料をいただけますか?」

このように伝えると、歯科医師に不信感を与えることなく、前向きな姿勢で相談していることが伝わります。多くの歯科医師はセカンドオピニオンの必要性を理解しており、患者様がより安心できる選択をするための行動として受け止めてくれます。

・診断資料の受け取り方

セカンドオピニオンを受ける際には、レントゲン写真、CTデータ、治療計画書など、現在の歯科医院での資料が必要になることがあります。これらは患者様自身の情報であり、依頼すれば多くの場合コピーやデータとして提供してもらえます。

受け取る際は、次のように丁寧にお願いするとスムーズです:

・「他の医院の意見も参考にしたいので、資料を拝見したいです。」
・「自分でも理解を深めたいので、CTやレントゲンのデータをいただけますか?」

資料を持参することで、セカンドオピニオン先の歯科医師もスムーズに診断ができ、状態を正確に把握しやすくなります。また、資料を出してもらえない場合は、患者様への情報提供に消極的な可能性もあるため、医院選びを再考するきっかけにもなります。

セカンドオピニオンは、患者様が安心して治療を進めるための重要なプロセスです。適切に伝え、必要な資料を整えることで、より納得感のある選択ができるようになります。

6. セカンドオピニオンを受けるときのチェックポイント

・治療計画の根拠が明確か

セカンドオピニオンを受ける際に最も重要なのは、「その治療計画にしっかりとした根拠があるかどうか」です。
たとえば、抜歯が必要と言われた場合、その理由は何なのか? 骨造成をすすめられた場合、本当に骨が足りないのか? どの位置にインプラントを埋入するのか? こうした点を丁寧に説明してくれるかどうかが、信頼できる歯科医院を判断する大きな材料になります。

診断の根拠が曖昧なまま話が進む医院と、CT画像や模型、シミュレーションを使って視覚的に説明してくれる医院では、理解度も安心感も大きく変わります。
歯科医師が「なぜこの治療が必要なのか」をはっきり伝えてくれるかどうかは、治療の質そのものを反映するといっても過言ではありません。

・インプラントの寿命・リスクの説明の有無

インプラント治療の提案を受ける際には、メリットだけでなく寿命やリスクに関する説明があるかどうかを必ず確認しましょう。
「寿命は何年くらいか」「どのようなトラブルが起こり得るか」「骨が痩せた場合はどう対応するのか」など、患者様の将来を見据えた説明がある医院ほど、長期的な視点で治療を考えていると言えます。

もしメリットばかりを強調し、都合の悪い情報を隠すような説明がある場合、注意が必要です。インプラント周囲炎、噛み合わせの変化、人工歯の破損など、現実的に起こり得るリスクを正直に説明できる歯科医院ほど、誠実で信頼性が高いと判断できます。

反対に、リスク説明が丁寧であるほど患者様は安心して治療に臨めるため、セカンドオピニオンでは「リスク説明の深さ」も医院選びの基準として重要です。

・費用の透明性

インプラント治療は費用差が大きく、医院ごとの料金体系もさまざまです。だからこそ、セカンドオピニオンでは「費用がどこまで含まれているか」を必ず確認する必要があります。

同じ“インプラント1本”でも、医院によって以下が異なります:

・CT撮影費を含むかどうか
・仮歯の料金が別途必要か
・複数のメーカーの選択肢があるか
・麻酔方法による費用差
・術後メンテナンスがどの範囲まで含まれるか

費用の説明が不透明な場合、「あとから追加費用が発生する」というトラブルにつながりやすくなります。
セカンドオピニオンでは、費用の内訳が明瞭か、治療計画書が丁寧か、比較しやすいように資料が用意されているかなどを確認することで、安心して治療を選択できる環境が整います。

納得した上で治療を進めるために、費用の透明性は欠かせないポイントです。

7. 複数の医院で意見が違うとき、どう判断すべき?

・矛盾する説明が出る理由

セカンドオピニオンを受けると、医院によって説明内容が大きく異なることがあります。
たとえば、A医院では「骨造成が必要」と言われたのに、B医院では「必要ない」と説明される。あるいは「抜歯すべき」と言われた歯が、別の医院では「治療で残せる」と判断されることもあります。

これは決して“どちらかが間違っている”という意味ではありません。医院によって治療方針・得意分野・設備の充実度が異なるため、同じ口腔状態でもアプローチが異なる結果、提案内容に差が生じるのです。
たとえば、骨造成の経験が豊富な医院では「再生治療が可能」と判断し、骨造成を行わない方針の医院では「インプラントは難しい」という結論になることもあります。

また、CTの解像度や解析の精度、歯科医師が重視する治療理念の違いなど、さまざまな要素が診断に影響します。重要なのは「なぜその診断になるのか」という根拠を比較することです。

・患者自身が確認すべき重要ポイント

複数の意見が出てきたときは、次のポイントに注目すると判断しやすくなります。

・診断の根拠がCT画像やデータで明示されているか
・費用や治療期間、通院回数が明確に説明されているか
・メリットだけでなくリスクについても触れられているか
・治療の選択肢が複数提示されているか(1択ではないか)
・生活スタイルや希望に寄り添った提案かどうか

患者様にとって信頼できる医院は、「その治療がなぜ必要なのか」「他の方法はないのか」などの問いに丁寧に答えてくれる医院です。
反対に、説明が曖昧なまま契約を急かしたり、質問に明確に答えてくれない医院は、慎重に見極める必要があります。

また、患者様自身が「自分は何を重視したいのか」を整理することも重要です。
たとえば、「費用より安全性を優先したい」「治療期間を短くしたい」「骨造成を避けたい」など、優先順位が明確になると、自分に合った医院が見えやすくなります。

・“高い提案が正しい”とは限らない

複数の医院で提案された治療内容に大きく差があると、「高い治療=良い治療」と思ってしまう方もいます。しかし価格だけでは判断できません。重要なのは、治療内容の合理性、安全性、長期的な見通しの3つです。

費用が高くても、不要な処置が含まれている場合もあれば、費用が抑えられていても高い技術力で安全に治療できる医院もあります。
価格だけを基準に選ぶと、必要のない治療を受けてしまったり、本来選べたはずの選択肢を見逃すリスクがあります。

比較する際には、次の点を必ず確認しましょう:

・治療の根拠とストーリーが明確か
・経験や設備面が不十分ではないか
・長期的にメンテナンスを受けやすいか

「何が患者様にとって最も合理的で、安全なのか」。
その視点で比較することで、複数の意見が違ってもブレずに判断できるようになります。

8. インプラント手術の安全性を高める医院とは

・麻酔管理の体制

インプラント治療は一般歯科よりも医療的リスクが高いため、麻酔管理がしっかり整っている歯科医院を選ぶことが重要です。局所麻酔のみで行う場合も多いですが、恐怖心が強い患者様や長時間の手術が予定されている場合は、静脈内鎮静法を併用することがあります。
この際、麻酔科経験のある歯科医師や医師が対応する医院では、より安全性の高い環境で治療を受けることができます。

また、血圧・心拍数・酸素飽和度などのモニタリング機器が揃っているかどうかも、安全なインプラント治療を行うための大きなポイントです。患者様の全身状態をリアルタイムで把握しながら施術できる医院は、安心感が大きく異なります。

・手術室の環境整備(滅菌・設備)

インプラント手術は清潔な環境で行う必要があるため、手術室や専用オペ室の有無は医院選びの重要なチェックポイントです。専用のオペ室では滅菌体制が整っていることが多く、感染リスクを抑えた状態で手術が進められます。

さらに、滅菌パック、滅菌器(オートクレーブ)、ディスポーザブル器具の使用など、衛生管理の徹底度には医院ごとに差があります。スタッフが正しく感染対策を理解しているかどうかも、院内の雰囲気や説明の分かりやすさから自然と伝わってくる部分です。

環境整備が行き届いている医院は、治療のクオリティだけでなく、患者様の不安に寄り添う安全意識の高さが感じられるため、相談先として非常に心強い存在です。

・サージカルガイドやデジタル技術の有無

近年のインプラント治療では、より精密で安全な手術を行うためにサージカルガイドやデジタルシミュレーションが広く活用されています。サージカルガイドとは、CT画像をもとにインプラントを埋入する最適な角度・深さ・位置を正確に導くための装置で、これを使用することで誤差を最小限に抑えることができます。

一方、ガイドを使用しない“フリーハンド手術”は、歯科医師の技術や経験によって結果に差が出やすく、難症例では特に誤差が大きなトラブルにつながる可能性があります。デジタル技術を取り入れている医院は、精度の高い治療計画と安全性を重視している証拠ともいえます。

また、口腔内スキャナーやシミュレーションソフトを使うことで、治療前に仕上がりをイメージしやすくなったり、治療後の噛み合わせを精密に調整できるなど、患者様にとってもメリットが多いです。

安全性を高めるための設備・技術を積極的に取り入れている医院ほど、治療の精度や予知性、長期的な安定性が期待しやすく、相談先として信頼できる判断材料となります。

9. セカンドオピニオンを受けた後の進め方

・最適な治療計画を比較しながら選ぶ

セカンドオピニオンを受けると、複数の歯科医師から異なる提案が提示されることがあります。ここで大切なのは、「どの治療が一番正しいか」を探すのではなく、自分にとってどの治療が最適なのかを比較することです。
治療の優先順位は患者様ごとに異なります。費用を抑えたい方、安全性を最重視したい方、早く噛めるようになりたい方など、価値観によって“最適解”は変わります。

比較するときには、治療方針の根拠・必要な手術内容・治療期間・通院の頻度・アフターフォローなどを一覧にして見比べると、違いがわかりやすくなります。医院によって強みが異なるため、提案内容を何となく判断するのではなく、「自分にとって何が大切か」を軸にして選ぶことが失敗しないポイントです。

・その医院で治療する前に確認すべきこと

どの医院に決めるかを選んだら、最終的に治療を始める前に確認しておくべき項目があります。特に重要なのは、治療計画の詳細費用の明確さです。
治療計画に曖昧な部分がないか、図やCT画像を使って説明してくれるか、術後の経過や注意点が具体的に示されているかを確認しましょう。

また、費用については、

・追加費用の有無
・仮歯や麻酔の料金が含まれているか
・保証内容はどこまで適用されるか
・メンテナンス費用の目安

などを事前に確認することで、後のトラブルを避けられます。大きな治療だからこそ、納得して進められるかどうかが非常に重要です。

さらに、手術時の安全管理体制(麻酔管理、モニタリング、オペ室の環境)などについても、可能であれば確認しておくと安心です。しっかりとした体制のある医院は、丁寧に説明してくれることが多く、信頼性の高さを感じられます。

・治療前後のフォロー体制を見る

インプラント治療は、手術を終えたらそこで終わりではありません。むしろ、治療後のメンテナンスやフォローが、寿命やトラブルの発生率を大きく左右します。
だからこそ、セカンドオピニオンを受けた後の医院選びでは、フォロー体制の質をしっかり見極める必要があります。

チェックすべきポイントとしては、

・定期検診の頻度はどれくらいか
・クリーニングやメンテナンス内容が充実しているか
・インプラント周囲炎への対応方法
・噛み合わせの調整をどのように行っているか

などが挙げられます。歯科医院によっては、治療後のフォローを手厚く行っていたり、専任の歯科衛生士が担当するなど、患者様の長期的な安定を重視した体制が整っているところもあります。

フォロー体制がしっかりしている医院ほど、治療後の安心感が大きく、長期間インプラントを快適に使える確率が高まります。
セカンドオピニオンを受けて見比べた後は、「治療して終わり」ではなく、「治療後までしっかり支えてもらえるか」を基準に医院を選ぶことが大切です。

10. 最終的に安心して任せられる“自分の歯科医院”を見つけるために

・自分の価値観・優先順位を整理する

セカンドオピニオンを経て複数の提案を受けた後、最終的にどの医院にお願いするかを決める際に重要なのが「自分は何を大切にしたいのか」という価値観の整理です。
費用、安全性、治療期間、通院のしやすさ、メンテナンスの手厚さなど、人によって優先順位は大きく異なります。インプラントは人生に長く関わる治療だからこそ、まずは自分の基準を明確にしておくことで、選択がぶれなくなります。

たとえば、
・なるべく手術の負担を抑えたい方は、設備と安全管理が充実した医院。
・長期の安定性を重視したい方は、経験豊富でデジタル技術を活用する医院。
・費用バランスを重視したい方は、説明の透明性が高く追加費用の少ない医院。
など、価値観によって「最適な医院」は変わります。

この整理をしないまま選んでしまうと、人からの意見に流されたり、治療後に「やっぱり違ったかも」と感じてしまうことがあります。自分にとっての“優先順位”を軸に選ぶことが、後悔しない医院選びにつながります。

・医院ごとの強みを把握する

歯科医院には、それぞれ強みがあります。インプラントの症例経験が豊富な医院、サージカルガイドを標準で使用している医院、麻酔管理に特化している医院、丁寧なカウンセリングを重視する医院……どこも同じではありません。

セカンドオピニオンを受けて提案内容を比較することで、「この医院は説明がわかりやすい」「この医院は設備がしっかりしている」「この医院は難症例の経験が豊富」といった特徴が自然と見えてきます。
これらを整理すると、自分が安心して任せられる医院が絞りやすくなります。

また、治療後のサポート体制も医院ごとに大きく違います。定期メンテナンスの頻度、噛み合わせの管理、清掃指導の丁寧さなど、インプラント治療の成功には欠かせない重要な要素です。医院の強みを見極めることで、長く付き合えるパートナーのような存在として信頼関係が築きやすくなります。

・長く付き合える医院かどうかを判断する視点

インプラント治療は“手術が終われば終わり”ではありません。むしろ治療後のメンテナンスが最も重要で、10年、20年と長く安定して使うためには、継続的に通える歯科医院が必要です。だからこそ、「この医院と長く付き合っていけるか」という視点も欠かせません。

チェックするポイントとしては、
・予約の取りやすさ
・スタッフの対応の丁寧さ
・医院の雰囲気や清潔感
・治療後のフォロー内容の具体性
などが挙げられます。

さらに、担当の歯科医師が患者様の不安に寄り添い、どのような質問にも真摯に向き合ってくれるかどうかも大きな判断基準になります。長く付き合える医院ほど、治療の質だけでなく、患者様の人生に寄り添う姿勢が感じられます。

セカンドオピニオンを通じて比較しながら、自分の価値観と合い、信頼関係を築ける歯科医院を見つけることこそが、インプラント治療を成功させるための第一歩です。

『 東京審美インプラント治療ガイド:監修 松本デンタルオフィス東京 』
監修:松本デンタルオフィス東京
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F

電話:042-569-8127

 

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス
院長 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
*所属学会

日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

詳しいプロフィールはこちらより

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