1.「歯をすべてインプラントにしたらいくらかかるの?」
・総入れ替え=高額?その実情とは
「歯をすべてインプラントにしたいと思っているけれど、いったいどれくらい費用がかかるのか不安でなかなか踏み出せない」——そんなお気持ちを抱えている方は、決して少なくありません。特にインターネットなどで「インプラント1本30万円」といった情報を見ると、単純計算で28本=約840万円以上と考えてしまい、ハードルの高さを感じてしまうのも無理はありません。
しかし、実際には「すべての歯に1本ずつインプラントを埋め込む」という治療方法は、特別な事情がない限り行われません。近年では、少ない本数のインプラントで全体の人工歯をしっかり支える“フルマウス・リハビリテーション”が主流となっており、たとえばAll-on-4やAll-on-6といったシステムが多く採用されています。これらは、片顎に4〜6本のインプラントを埋入し、その上にブリッジ状の人工歯を装着する設計で、見た目や機能を回復しつつも、従来のような「すべて1本ずつ入れる」という費用的・身体的な負担を大幅に軽減することが可能です。
このように、最新の治療技術では「すべての歯をインプラントにする=莫大な費用がかかる」という図式は必ずしも当てはまりません。むしろ、適切な設計と診断によって、必要な本数・必要な手術だけを行う合理的な治療が提供されているのです。
・本数ではなく“設計”が重要な理由
インプラント治療にかかる費用を正しく理解するには、「何本入れるか」ではなく、「どのように口腔全体を設計して支えるか」という視点が非常に重要です。たとえば、All-on-4であれば上下計8本、All-on-6ならば12本程度のインプラントで、全顎28本相当の歯をしっかり支えることができます。しかもこの方法は、インプラントが少ないことで外科的な侵襲も少なく、治療期間も短縮される傾向があります。
もちろん、患者様一人ひとりの顎骨の厚みや質、咬み合わせの状態、既往歴などによって、選ばれる設計は異なります。特に、骨の量が少ない場合は骨造成が必要になることもあり、その場合は追加費用が発生する可能性があります。したがって、単純に「いくらです」と言い切れるものではなく、しっかりとした検査と診断のうえで、患者様に合わせた治療設計を行うことが大切です。
また、補綴物(人工の歯)に使う素材も費用に大きく関わります。ジルコニアなどの審美性・耐久性に優れた素材を選ぶかどうかでも総額は変動しますし、インプラント本体のメーカーやグレードによっても差が出てきます。つまり、「設計×素材×術式」の3点が、費用を決定づける大きな要素となるのです。
・一人ひとり異なるから、まずは相談を
「では、自分の場合はいくらかかるのか?」という疑問が当然湧いてくると思います。しかし、これは実際に診察を受けてみないことには正確にはわかりません。お口の中の状態、骨の状態、体調、予算、ご希望の見た目など、考慮すべき要素は非常に多岐にわたるためです。
当院では、まずCT検査や口腔内スキャンなどを行い、歯科医師が細かく分析したうえで最適な治療計画と概算費用をご提案しています。「話だけ聞いてみたい」「見積もりを知りたい」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
なお、カウンセリングは無料で行っておりますので、「まだ迷っている」という方でも安心して一歩を踏み出せます。インプラント治療は決して安い買い物ではありませんが、それだけに、ご自身にとって本当に納得できる治療を選ぶことが何よりも重要です。「費用は不安だけれど、将来的には口元に自信を持ちたい」「快適に噛める生活を取り戻したい」とお考えの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
人生を左右する大きな決断だからこそ、焦らず、慎重に、でも確実に。そんな気持ちに寄り添ったご案内を、私たちは大切にしています。
2.「インプラント治療の費用、どうやって決まる?」
・本数だけでなく素材・部位・難易度で変わる
インプラント治療の費用は、単純に「本数×単価」で決まるわけではありません。確かに「何本埋入するか」は費用に大きく影響しますが、それ以外にも「どの部位に入れるか」「使用する素材は何か」「どのような設計か」「骨の量や質はどうか」「難易度は高いか」など、実に多くの要素によって費用は変動します。
たとえば、前歯部にインプラントを行う場合は見た目の仕上がりが非常に重視されるため、セラミック製の上部構造や、より審美性に優れたジルコニアアバットメントを使用することが多く、その分費用も高くなりがちです。一方、奥歯は機能性が重視されるため、素材の選択や治療方針も異なってきます。
また、骨が不足している場合には骨造成(GBR)やサイナスリフトなどの前処置が必要になることもあり、そのぶん治療期間も費用も追加されます。「単にインプラントを埋め込む」だけでなく、いかに安全に・確実に・美しく仕上げるかという総合的な設計が、治療費を決定づけるのです。
・“相場”の裏にある専門性と技術料
インプラントの「相場」は、1本あたり30〜50万円程度とされていますが、医院によってかなりばらつきがあります。この差は、使用する機材や素材、保証内容、術後のメインテナンス、そして何より「技術力」と「治療方針」によるものです。
たとえば、難症例でも対応できるように高度なCT撮影機器やデジタルシミュレーション設備を導入している医院では、それに伴う初期設備投資や運用コストが発生しています。また、経験豊富な歯科医師によるインプラント治療は、手術の成功率や長期予後に直結するため、技術料としての価値も高くなるのです。
「高ければ安心」「安ければ危険」と一概に言うことはできませんが、単に価格の安さだけで判断するのではなく、「その価格の中に何が含まれているのか」「どのような保証やアフターケアがあるのか」までしっかり確認することが、賢い選択につながります。
・見積もりの明細、どう読み解く?
実際に治療を検討する段階になると、見積書を受け取る場面があるでしょう。ここで大切なのが、「見積もりの内訳をきちんと理解すること」です。インプラント本体の費用に加えて、手術費、アバットメント費用、上部構造(被せ物)費用、CT撮影代、消耗品代、骨造成費用、再診料、メインテナンス費用などが含まれていることが一般的です。
医院によっては「すべてコミコミ価格」として一括提示してくれる場合もありますが、反対に細かく項目を分けて記載している医院もあります。重要なのは、「あとから追加費用が発生しないかどうか」を事前に確認することです。
また、初回のカウンセリングや診査・診断に費用がかかるのか、保証内容は何年か、トラブル時の対応はどうなっているのかといった点も、見積書をもとに歯科医師に尋ねておくと安心です。
当院では、すべての見積もりに対して詳細なご説明を行い、患者様が納得されたうえで治療を進めております。費用のことは不安がつきものだからこそ、私たちは「見える治療費」を大切にしています。
3.「すべてインプラントにする方法は1つじゃない」
・フルマウス治療=28本ではない理由
「すべての歯をインプラントにしたい」と考えると、多くの方が「28本すべてに1本ずつインプラントを入れる」と想像されます。しかし、実際の治療ではこのようなケースは極めて稀です。そもそも人間の口腔構造においては、咬合(噛み合わせ)や咀嚼の機能を支えるために“すべての歯を個別に置き換える”必要はないのです。特に、奥歯の咬合圧を支える数本がしっかりと機能していれば、残りの人工歯(義歯)を安定的に支えることが可能です。そのため、上下28本すべてをインプラントで補うのではなく、支えとなるインプラント数本を戦略的に配置し、そこに人工歯を固定する治療設計が主流となっています。これにより、費用や手術負担を大きく抑えつつ、十分な機能性・審美性を実現することができます。
・All-on-4・All-on-6とは?
現在、すべての歯を補うインプラント治療として広く採用されているのが「All-on-4(オールオンフォー)」や「All-on-6(オールオンシックス)」と呼ばれる方式です。これらは、片顎に4本または6本のインプラントを埋入し、その上に一体型の人工歯を固定するシステムです。インプラントを斜めに埋入することで骨の少ない部分でも安定性を確保でき、骨造成などの追加処置が不要となることもあります。この技術の大きなメリットは、少ない本数で広い範囲をカバーできることにより、手術時間・治癒期間・費用が大幅に抑えられる点にあります。また、治療当日に仮歯の装着が可能なケースもあり、見た目や咀嚼機能の回復を早期に得ることができるため、患者様のQOL(生活の質)の向上にもつながります。
さらに、All-on-4やAll-on-6は、比較的骨が少ない方でも対応可能なことが多く、「自分にはインプラントは無理かも」と思われていた方にもチャンスを広げる治療方法です。ただし、全身状態や骨密度、口腔内の清潔状態なども判断材料になるため、最終的には歯科医師の診査・診断を受けたうえで治療可否が決まります。ご自身で判断せず、まずはご相談いただくことが第一歩です。
・総入れ歯とのハイブリッド方式も選べる
「すべてをインプラントに置き換えるのは費用的に難しい」「手術の負担を最小限に抑えたい」とお考えの方にとって、有効な選択肢のひとつが「ハイブリッド方式」です。これは、インプラントと取り外し可能な総入れ歯を組み合わせた治療方法で、2〜4本のインプラントを支点として義歯をしっかりと固定する“オーバーデンチャー”などが代表例です。この方式では、従来の入れ歯のようにズレたり外れたりする不快感が軽減され、より安定した咀嚼力を得ることができます。さらに、メンテナンスがしやすく、費用も比較的抑えられるため、全額のフルインプラントが難しい方にとって非常に現実的な選択となります。
当院では、患者様のご希望や生活スタイル、口腔の状態を丁寧にヒアリングし、複数の治療プランをご提案しています。ハイブリッド方式もその一環であり、「見た目の美しさ」や「快適な装着感」「長く使える設計」など、さまざまな要素を考慮した治療設計を行っています。インプラントに不安がある方にも、納得と安心のうえで治療を受けていただけるよう、じっくりとお話を伺いながら進めてまいります。
4.「費用の目安は?保険は使える?」
・自費診療だからこそ知っておくべきこと
インプラント治療は、日本においては基本的に保険適用外となる“自由診療”です。特にすべての歯をインプラントにする「フルマウス治療」は、高度かつ専門的な技術を伴う治療であるため、全額が自己負担となります。そのため、費用に関する不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、自由診療であるからこそ、患者様ご自身のニーズやライフスタイルに合わせた治療プランを柔軟に設計することが可能です。例えば、審美性を重視したセラミック素材を選んだり、耐久性に優れたインプラント体を選定することで、長期的に満足度の高い仕上がりを追求することもできます。また、手術に際しての麻酔法や使用機材にも選択の幅があり、こうした全体の設計が費用に反映されるため、単純な金額比較だけでは判断が難しいのが現実です。
・上下顎で300〜500万円以上が目安
実際に「すべての歯をインプラントにした場合の費用」の目安としては、治療方法にもよりますが、一般的には**上下顎で合計300〜500万円以上**を見込んでおくとよいでしょう。たとえば、All-on-4(片顎4本のインプラントで固定式の義歯を支える方式)の場合、片顎で150〜250万円前後、上下で300〜500万円ほどになるケースが多く見られます。
一方、患者様の口腔内の状態や、必要な骨造成・歯周治療の有無、希望する上部構造の素材(ジルコニアやメタルボンドなど)によっては、さらに費用が加算される可能性もあります。ただし、こうした費用の内訳についても事前に詳細にご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めていきますので、初めての方でも安心してご相談いただけます。
・医療費控除の対象になる可能性も
なお、意外と知られていないのが「医療費控除」の制度です。インプラント治療が保険適用外であっても、「治療を目的として正当な医療行為である」と判断される場合、確定申告により医療費控除の対象となることがあります。たとえば、噛み合わせの回復や咀嚼機能の改善を目的とした治療であれば、審美目的ではないとみなされ、一定の条件のもとで税制上の軽減措置を受けることが可能です。
医療費控除を申請する際には、治療費の領収書や明細書、診断書などを保管しておくことが重要です。また、控除額の算出や申告方法については、税理士や医療機関からのアドバイスを受けることをおすすめします。高額な治療だからこそ、少しでも負担を軽減できる選択肢を活用し、納得のいく治療を受けていただきたい——私たちはその思いで日々診療にあたっています。
5.「“高い買い物”だからこそ、失敗しないために」
・医院選びは“値段”より“実績”と“相性”
インプラント治療は決して安価な治療ではありません。特に上下すべての歯を対象とする「フルマウス治療」となると、数百万円単位の費用がかかることもあります。だからこそ、「少しでも安く済ませたい」と考えるのは当然のことです。しかし、インプラント治療で大切なのは“値段の安さ”ではなく、“結果としてどれだけ長く・快適に使えるか”という点です。
医院選びでは、実績や専門性に加え、「先生との相性」も見過ごせない要素となります。治療中に何でも相談できる信頼関係が築けるか、説明が丁寧で納得のいく内容か、術後のサポート体制が整っているか――。こうした観点を含めて、自分にとって本当に「安心して任せられる場所」かどうかを見極めることが、治療の成功に直結します。
・複数の医院で相談するメリット
歯科医院によって、インプラントの設計方針、使用する素材、手術の進め方、費用の内訳などは大きく異なります。一つの医院だけで判断してしまうと、「もっと自分に合った選択肢があったのに」と後から後悔することになりかねません。
そのため、少なくとも2〜3カ所の歯科医院でカウンセリングを受け、見積もりや治療方針の説明を比較検討することをおすすめします。それぞれの医院の方針や考え方を知ることで、逆に自分の希望や不安が明確になり、「この先生になら任せられる」と思える選択肢にたどり着きやすくなります。
中には無料カウンセリングを実施している医院も多く、そうした機会を活用することは、結果的に満足度の高い治療につながる第一歩です。
・術後まで含めたトータルケアを重視
インプラント治療は「入れて終わり」ではありません。治療後には、インプラント周囲炎の予防や、かみ合わせの調整、周囲の天然歯や粘膜の健康維持など、長期的なメインテナンスが欠かせません。
したがって、医院選びにおいては「アフターケアの体制」まで含めて検討すべきです。定期的なメインテナンスの頻度、トラブル時の迅速な対応、担当歯科衛生士の存在、将来的なリカバリー体制などがしっかり整っている医院は、安心して長く通えるパートナーとなるでしょう。
また、治療中も「仮歯の精度」や「術前・術後の説明の丁寧さ」など、患者様の不安を最小限に抑える配慮があるかどうかも重要な判断基準です。「信頼できる医院」であれば、高額な費用にも納得感を持って臨むことができ、結果として「選んでよかった」という満足感につながります。
6.「長く使えるインプラントの条件とは」
・初期費用だけでなく“耐用年数”も大切
インプラント治療は高額な医療投資であると同時に、「長期的にどれだけ快適に使えるか」が非常に重要な視点となります。仮に費用が抑えられたとしても、数年で不具合が起きて再治療が必要になれば、その都度追加の費用と時間が発生してしまいます。そのため、初期費用だけで判断するのではなく、“どれだけの期間、安心して使い続けられるか”という「耐用年数」に注目することが大切です。
長期的な使用を見越して設計されたインプラントは、素材の品質はもちろん、治療の精度、噛み合わせの調整、骨との適合性、そして術後のケア体制まで、すべてが総合的に関係しています。「10年、20年先まで使える設計がされているか」という視点で、治療内容を見直してみることをおすすめします。
・定期メインテナンスの重要性
インプラントは天然歯と違って虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきには「インプラント周囲炎」という炎症が起こる可能性があります。これは天然歯における歯周病に似た状態で、放置すればインプラントが抜け落ちてしまう原因にもなります。
このリスクを回避するために必要なのが、定期的なプロフェッショナルケアです。3〜6ヶ月ごとの歯科医院でのメインテナンスでは、噛み合わせのチェックや清掃、炎症の早期発見などが行われます。また、ブラッシングの癖や磨き残しが出やすい箇所をプロが把握し、正しいセルフケア方法も指導してくれます。
定期的なメインテナンスを習慣づけることは、インプラントを“長く・安全に・快適に”使うための基本であり、失敗しないインプラント治療の鍵でもあるのです。
・一生使う歯だからこそ、品質で選ぶ
「毎日使うものだからこそ、妥協しない」――これは、インプラント治療においても非常に重要な考え方です。インプラントに使用されるパーツには、メーカーによる品質の違いがあります。世界的に実績があるメーカーの製品は、治療後の予測性・再治療の対応・部品供給体制などが充実しており、将来的な不安を最小限に抑えることができます。
また、治療の際には、「どのメーカーのインプラントを使用しているのか」「保証制度があるのか」「トラブル時の対応はどうなっているのか」といった点も確認するようにしましょう。医院によっては、独自の長期保証制度を設けている場合もあります。
信頼できる素材と、信頼できる医師・医院による施術。この2つがそろってこそ、あなたのインプラントは“一生もの”として価値を発揮します。「安いから」ではなく、「安心できるから」選ぶ。それが、後悔しないインプラント治療への第一歩です。
7.「“見た目”も“噛み心地”も、自然に」
・フルインプラントで得られる美しさとは
フルインプラント治療は、単に「歯を補う」ための手段ではありません。失われた歯の機能性を回復するだけでなく、見た目にも自然で美しい仕上がりを実現できる点が、多くの方に選ばれている大きな理由のひとつです。
歯の形や並び、白さ、歯ぐきとのバランスまで考慮してデザインされるため、「自分の歯以上にきれいになった」と感じられる方も少なくありません。また、インプラントは骨にしっかりと固定されるため、装着時にずれることもなく、会話や笑顔にも自信を持てるようになります。
「年齢とともに口元が気になって…」「見た目の印象を若々しくしたい」というお悩みを抱えている方にとって、フルインプラントは外見の印象を大きく変える一歩になるかもしれません。
・天然歯に近い感覚を取り戻す
インプラントの最大の魅力のひとつは、「自分の歯のように噛める」という点です。入れ歯ではどうしても噛む力が弱まり、硬いものや弾力のある食べ物を避けてしまう傾向がありますが、インプラントは顎の骨としっかり結合するため、天然歯に近い安定感が得られます。
特にフルインプラントでは、噛み合わせ全体を見直し、正しい咬合バランスを設計することができるため、咀嚼力の改善だけでなく、顎関節や咬合筋にかかる負担も軽減されます。これにより、食事が楽しくなるのはもちろん、日々の生活の質が大きく向上することが期待されます。
「以前は食べるのが億劫だったのに、今では食事の時間が待ち遠しい」という喜びの声も、治療後によく聞かれます。
・「入れ歯との違い」を実感する日々
フルインプラントは、従来の総入れ歯とは根本的に異なるアプローチです。入れ歯はどうしても「外れる」「ずれる」「話しにくい」「違和感がある」などの問題を抱えやすく、使用するたびに調整が必要になるケースもあります。一方、インプラントはしっかりと骨に固定されているため、そうした悩みとは無縁の生活が手に入ります。
また、入れ歯と違って口の中を大きく覆わないため、異物感が少なく、発音もしやすくなります。「インプラントにしてから、滑舌が良くなった」「口元の違和感がなくなって人と話すのが楽しくなった」といった感想もよく寄せられます。
見た目だけでなく、日常の快適さや人とのコミュニケーションにも大きな変化をもたらすフルインプラント。見た目の改善とともに、内面的な自信を取り戻すこともできる治療です。
8.「こんな方はフルインプラントを検討してみて」
・入れ歯が合わない・噛めない方
入れ歯を長年使用されてきた方の中には、「痛くて噛めない」「すぐに外れてしまう」「話しにくい」といった不満を抱えている方も多いのではないでしょうか。特に総入れ歯では、装着時の違和感や硬いものが噛めないといった課題を抱えがちです。
フルインプラントは、顎の骨にしっかりと固定されるため、ぐらつきや脱落の心配がありません。しっかり噛めるということは、食事の楽しみを取り戻すだけでなく、消化吸収の効率を高め、全身の健康状態にも好影響を与えます。
噛む力を取り戻すことで、栄養バランスのとれた食生活が可能になり、免疫力の維持や認知機能の低下予防にもつながるといわれています。日常生活の質を大きく左右する「噛む力」を、フルインプラントで根本から見直してみてはいかがでしょうか。
・見た目にコンプレックスがある方
歯を失ったことによって、笑うことに抵抗を感じたり、口元を隠すクセがついてしまった方もいらっしゃるでしょう。入れ歯の場合、人工歯のデザインが限られることや、土台部分が見えることによって、見た目に満足できないという声もあります。
その点、インプラントは見た目の自然さに優れており、セラミックやジルコニアなどの審美素材を使用すれば、天然歯と見分けがつかないほど美しい仕上がりも可能です。
また、口元が変わることで顔全体の印象が若返ったり、自信を取り戻せたという声も少なくありません。「口元の美しさ」を手に入れることは、笑顔に自信を持つだけでなく、人とのコミュニケーションや外出への意欲にも直結します。見た目にお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
・「これからの人生を快適に過ごしたい」と願う方
フルインプラント治療は、単に「歯を補う」ための選択肢ではありません。それは、これからの人生をもっと快適に、もっと自分らしく生きるための手段でもあります。
「もう年だから…」と諦めてしまう必要はありません。インプラントは年齢にかかわらず、多くの方が適応できる治療法であり、今からでも遅くはありません。
「残りの人生をもっと快適に」「好きな食事を楽しみたい」「孫との時間を思いきり過ごしたい」——そう願う方にとって、フルインプラントはその思いを叶える大きな一歩になるでしょう。
治療を決断するには勇気が必要かもしれませんが、一人で悩む必要はありません。まずは小さなご相談からでも構いません。私たちはその第一歩を、全力でサポートいたします。お気軽にご来院ください。
9.「フルインプラントで得られる“人生の再スタート”」
・“見た目が変わる”ことの心理的な影響とは
口元の印象は、私たちの第一印象を大きく左右します。歯が失われた状態では、表情が曇って見えたり、年齢よりも老けた印象を与えてしまうことも少なくありません。特に歯をすべて失った状態では、頬がこけたり、口元が締まりにくくなるため、顔全体の輪郭まで変わってしまうことがあります。
しかし、フルインプラントで歯を再建すると、そうした外見上のマイナス要素が大きく改善されます。歯列が整い、歯ぐきのラインも自然に再現されることで、笑顔が若々しく見え、自信を持って人前に出られるようになります。
心理的な影響も大きく、実際に「人前で堂々と話せるようになった」「写真を撮るのが好きになった」といった声が数多く寄せられます。見た目の変化は、ただの美容効果にとどまらず、自己肯定感や生活の質(QOL)向上にも直結するのです。
・“しっかり噛める”ことが健康寿命に与えるメリット
歯を失うと、単に「見た目」が変わるだけでなく、「噛む」「話す」「味わう」といった日常的な機能も低下します。特に「噛む力」が弱まると、消化不良や栄養バランスの乱れを引き起こす可能性があり、これが高齢者にとっては健康寿命の低下にもつながりかねません。
フルインプラントは、単なる人工の歯ではなく、顎の骨にしっかりと固定されるため、自分の歯に近い「噛む力」を再現することができます。これにより、硬いものもしっかり噛めるようになり、食事の楽しさが戻ってきます。また、よく噛むことで脳が活性化し、認知症予防にも効果があるといわれています。
「しっかり噛める」という機能の回復は、単なる利便性ではなく、身体全体の健康に直結する重要な要素なのです。
・“もう悩まない”という生活の変化と解放感
歯を失ってから長年にわたって入れ歯の不具合に悩まされてきた方にとって、フルインプラント治療はまさに“人生を変える”選択となります。「入れ歯が外れる不安」「会話中に気を使うストレス」「思いきり笑えない恥ずかしさ」——こうした悩みは、他人にはなかなか相談しづらいものです。
しかし、フルインプラントによって固定式の歯を手に入れることで、こうした心配は一掃されます。日々の生活の中で、歯のことを気にする必要がなくなる。それがどれほど大きな解放感であるかは、実際に経験した方しかわからないかもしれません。
朝起きて歯を入れる手間もなく、旅行や外食、会話や仕事も、以前のように心から楽しめる——そんな“悩みのない日常”は、まさに人生の質を取り戻す第一歩です。
「もう歯のことを気にしなくていい」その実感は、年齢を問わず多くの方にとって新しいスタートを意味しています。
10.「まずは相談だけでも大丈夫です」
・ご相談・カウンセリングは無料で行っています
「すべての歯をインプラントにする」と聞くと、多くの方が「私には無理かも…」「敷居が高そう…」と感じてしまいがちです。しかし、当院では、まず“相談だけ”でも大歓迎です。カウンセリングは無料で行っており、無理に治療をすすめることは一切ありません。
インプラントに興味はあるけれど、「費用のことが心配」「手術って怖い」「自分の年齢でできるのか不安」など、さまざまなお気持ちをお持ちかと思います。それらをそのまま私たちにお聞かせください。
無料カウンセリングでは、CT撮影や口腔内検査をもとに、今のお口の状態を丁寧にご説明し、必要に応じた治療の選択肢やその費用、期間についても明確にご案内いたします。「聞くだけ」で終わっても問題ありません。まずは不安や疑問を解消し、治療を前向きに検討できる第一歩として、どうぞお気軽にお越しください。
・「不安」「疑問」こそが来院のきっかけ
「このまま入れ歯でいいのか不安」「ずっと歯医者に行けていなくて状態が心配」——こうした悩みを抱えながらも、一歩を踏み出せない方は少なくありません。実は、多くの患者様が“自信がない状態”で最初の来院をされています。
「こんな状態でも治せますか?」「費用が高そうで怖いです」といったご相談は、決して珍しいことではありません。むしろ、それが来院の一番正直で大切な理由になります。
当院では、患者様のペースを大切にしながらお話を伺い、現在のお悩みに寄り添ったご提案をいたします。どのような小さな不安でも、ぜひ一度お聞かせください。悩んでいる今こそが、あなたにとってベストな相談のタイミングです。
・あなたの「自分らしく生きる歯」を一緒に考えましょう
インプラント治療は、見た目の美しさや噛む力を取り戻すだけでなく、「その人らしく生きる力」を支える治療です。食べる楽しみ、人前で笑う自信、会話を楽しむ気持ち——それらは、すべて歯の健康と深く関係しています。
歯の治療を通して「本来の自分を取り戻した」と感じる方はとても多くいらっしゃいます。だからこそ、私たちは患者様の未来まで見据えたご提案をしたいと考えています。
「歯がないから諦める」のではなく、「今からでも遅くない」と思っていただけるように。
あなたの人生に寄り添い、笑顔で過ごせる毎日をサポートすること。それが、私たちの使命です。ご相談だけでも構いません。あなたの“これから”を一緒に考えてみませんか?
『 東京審美インプラント治療ガイド:監修 松本デンタルオフィス東京 』
監修:松本デンタルオフィス東京
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F
電話:042-569-8127
*監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス
院長 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
*所属学会
・日本補綴歯科学会
・日本口腔インプラント学会
・日本歯科審美学会
・日本顎咬合学会
*スタディグループ
・5-D Japan
・Esthetic Explores
詳しいプロフィールはこちらより